こんにちは。人間ドックで再検査の項目があると、ちょっとだけビビる、ちっさい男、楽です。
一人暮らしを始めて暫くの間、私の生活は荒れ放題でした。特に食生活は酷く、仕事が終わるとラーメン、牛丼、ハンバーガー、時々焼肉のどれかで晩御飯。帰りにコンビニでお酒とつまみを大量に買って、夜遅くまで晩酌。休日は昼からお酒を飲みながらゴロゴロして引き籠る。こんな生活を2年近く続けました。
当然のごとく、65㎏だった体重が80㎏近くまで増えました。体幹が体重を支えきれなくなったのか、とても疲れやすい体になり、その後、腰痛、膝痛を発症しました。極端な栄養の偏りからか風邪をひきやすくなり、些細な事で体調を崩すことも多くなりました。
一人暮らしになってから2回目の人間ドックで再検査の判定が3項目あり、これは、いよいよマズイと思い、自分なりに生活改善を始めました。運動不足の改善に加え、真の原因であるメンタル面のことをここで一度真面目に考えてみました。あと同じ職場の同僚に管理栄養士の資格を持った方がいて食生活の面でアドバイスを貰いました。今回は『一人暮らし独身中年男性の生活改善について』書いていきます。
一人暮らし独身中年男性はメタボが多い
中年独身男性は既婚男性に比べメタボリックの割合が2倍多いそうです。当然ながら、ここに一人暮らしというワードが重なれば、その倍率は、もっと高くなる事が簡単に予想されます。一人暮らしだと、自分がしている事を注意警告してくれる人が居ないのと、24時間いつでも好きな物を好きなだけ食べられる現代で、しっかり自分をセルフコントロールしていかないと、どんどん制御不能になっていきます。
これから一人で暮らしていくことになった方、単身赴任をすることになった方、気を付けなければ体重が増える確率、非常に高いですよ!
一人暮らし独身中年男性がメタボになる原因
自分の生活を顧みてダメだったところを箇条書きにしました。
- 仕事が忙しく疲れていると思い込み、自炊が出来ない
- 自分で作るのは面倒だから、自炊をしない
- 糖質、脂質、塩分、が多く、味の濃い食べ物が大好き
- 残すのは悪だと教育されているので、必死で全部残さず食べる
- 外食店舗が24時間営業していて、いつでも、好きなだけ食事をしてしまう
- 深夜まで飲酒しながら高カロリーのつまみを食べる
- 食べる順番を考えず、よく噛まないで早食いする
- 運動をする習慣が全く無い
- 休日も出かけず、1日中1人で家にいる
- ほとんど歩かない車生活
- 幸福感を感じることが出来ず、食べ物とお酒に縋る
- ストレスが溜まると暴飲暴食
- 心配事を1人で抱え込み、紛らわすために暴飲暴食
- 何もすることが無く、落ち着かない為、取り合えず飲み食いする
- 1人でいる淋しさを感じないように、ひたすら食って飲む
一人暮らし独身中年男性がメタボにならないために
以下の事を実践してみました。
基本、私は一日二食で昼は社食、夜は自炊します。まず、ごはんの炊き方から覚えました。
それから管理栄養士さんのアドバイスで、具たくさんのお味噌汁と簡単なおかず1品で、土井善晴さんの一汁一菜のスタイルを進められました。
これが私には合っていて、お味噌汁に大量の野菜、キノコ、豆腐、蒟蒻等を入れて一汁を完成させます。後は、鯖缶、納豆、卵の内、どれかひとつを一菜にして一食を完成させます。
お味噌汁に入れる野菜キノコ類も栄養の組み合わせを教えてもらって、まとめて切って下ごしらえして冷凍出来るものは冷凍保存しておきます。調理の時は凍ったまま鍋に放り込み完成。ちょー楽ちんです。
さすがに毎日だと嫌になってくるので、週末は、ラーメン、焼肉、ステーキ等何でも好きな物を食べます。それ以外は外食もコンビニ弁当も一切食べません。自炊すると同時に毎日していた飲酒も止めて、たまに休日に楽しいお酒を適量で呑むようにしました。
これも管理栄養士さんのアドバイスです。少し足りないかなという所で食べるのを止めることです。
以前は食べ過ぎで胃薬を飲むこともありました。そんな状態は栄養過多はもちろんですが、胃腸の負担が半端ないそうです。
腸が元気でないと健康にはならないとのこと。どうしても、これは食べ過ぎちゃうなという時は、勇気をもって残します。
めっちゃ適度です(笑)ヨガマットとバランスボールを買いました。特にノルマを決めず、思い立った時に、軽い筋トレ(スクワット、腹筋等)をしています。
他にもバランスボールに座って瞑想したり、風呂上がりにストレッチしたり、何気にほぼ毎日、なんかしてます。
あと週に1、2回ほど散歩するようにしました。近くの公園まで遠回りして2km程ですが私にとっては、程よい運動になります。
続ける一番の秘訣は自分にとって大きな負荷にならない程度の運動だと思います。気持ち良く体を動かせる位が丁度よく、そうでないと運動好き以外の方は長続きしません。
キャンプを始めました。当時、周りにしてる人もいなく、誘っても一緒に行ってくれる人もいなかったのでソロキャンプです。
それが良かったのか、誰にも気を遣わず、何も考えず自然の中にいると本当に癒されます。悩み事なんか、もう、どーでもよくなります(笑) 夜は綺麗な星空を見ていると自分の小ささに気づき、生かされてるのを実感し、負の感情が消えていきます。
何かストレスが発生したら、まずその解決策を考えます。良い解決策が無ければ対応をきっぱり諦めます。
最もマズイのは、いつまでも引きずる事です。以前はストレスを、いつまでもグダグダと引きずり紛らわす為に暴飲暴食をしていました。もちろん、それでは忘れる事も出来ず、当然、解決することも出来ません。
そのことを自分自身に理解させて、この行為は何の解決策にもならないことを意識づけしました。
結果とまとめ
生活改善をした結果、あっさり4ヵ月で体重は元に戻りました。
それよりも2週間程で明らかに体調がよくなるのを実感出来ました。まず初めに、寝起きが良くなりました。寝ても取れなかった疲れが、ぐっすり寝れて取れるようになり、何かダルい、体が重いというのが無くなりました。次に胃の不調(不快感、もたれ)が改善されました。体重よりも体調が良くなった事が自分では成果として大きかったです。
自炊もやってみると結構、面白くて全然負担に感じませんでした。自炊はもっと早くやっとけばよかったと本気で思いました。
結果が出たあと、何でこんなに、体に良くないことをしてたんだろうと改めて考えました。私の場合、明らかに一人暮らしを始めた事によるメンタルの問題だと思います。
いろいろなストレスが重なって意識的では無くても、自暴自棄になっていたのだと思います。嬉しい事も、楽しみな事も無く、一人で家に籠っていると、やはり心が病んでいきます。自分を心配してくれる人が居ないと、一人では何かをしようという意欲が沸かないのです。
たぶん昔の私と同じように、良くない状態で一人で暮らしている独身中年男性が、たくさん存在していると思います。このような状態が長引けばメンタル面も健康面も取返しが難しくなってしまいます。
食生活でも、運動でも、どちらでもいいし、自分で決めて動き出すという事が一番の難所なんで、最初は小さな事からで構わないと思います。誰の物でもない自分の体です。いつまでも健康でいられるように大切にしてあげましょう。
以上、『一人暮らし独身中年男性の生活改善について』でした。